試験について
メンタルヘルス・マネジメント®検定試験とは
仕事や職業生活に強い不安や悩み、ストレスを抱える人は増加傾向にあり、心の不調による休職や離職もまた増加しています。
働く人たちがその持てる能力を発揮し、仕事や職場で活躍するためには、
心の健康管理(メンタルヘルス・マネジメント)への取り組みが一層重要になってきました。
心の健康管理には、一人ひとりが自らの役割を理解し、ストレスやその原因となる問題に対処していくことが大切です。
また、雇用する企業としても、社会的責任の履行、人的資源の活性化、
労働生産性の維持・向上を図るうえで、社員のメンタルヘルスケアについて組織的かつ計画的に取り組む必要があります。
メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、
働く人たちの心の不調の未然防止と活力ある職場づくりを目指して、職場内での役割に応じて
必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得していただくものです。
メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、「公開試験」(統一試験日に全国15都市で実施)と
「団体特別試験」(企業等が任意に試験の日時・場所を設定し実施)の2種類の受験方法を設けています。

学習(出題)内容の特徴
第一次予防(疾病の未然防止と
健康増進)に重点を置いています

ラインによるケア、
組織全体によるケアを促進します

産業保健だけでなく、
人事労務管理の観点も重視した内容です

メンタルヘルスケアの活動領域をその目的と対象によって区分した下図において、
網かけされた部分がメンタルヘルス・マネジメント検定試験の主たる対応領域です。

コース内容
メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、職位・職種別(対象別)に3つのコースを設定しています。
※いずれのコースからも受験可能です。
コース | Ⅰ種(マスターコース) | Ⅱ種(ラインケアコース) | Ⅲ種(セルフケアコース) |
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対 象 | 人事労務管理スタッフ、 経営幹部 |
管理監督者(管理職) | 一般社員 |
目 的 | 社内のメンタルヘルス対策の推進 | 部門内、上司としての部下の メンタルヘルス対策の推進 |
組織における従業員自らの メンタルヘルス対策の推進 |
到達目標 | 自社の人事戦略・方針を踏まえたうえで、メンタルヘルスケア計画、産業保健スタッフや他の専門機関との連携、従業員への教育・研修等に関する企画・立案・実施ができる。 | 部下が不調に陥らないよう普段から配慮するとともに、部下に不調が見受けられた場合には安全配慮義務に則った対応を行うことができる。 | 自らのストレスの状況・状態を把握することにより、不調に早期に気づき、自らケアを行い、必要であれば助けを求めることができる。 |
出題内容 |
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問題構成・時間 | 選択問題:2時間 論述問題:1時間
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選択問題:2時間 | 選択問題:2時間 |
配点 | ①選択問題 100点 ②論述問題 50点 |
100点 | 100点 |
合格基準 | ①②の得点の合計が105点以上。 但し、論述問題の得点が25点以上。 |
70点以上の得点 | 70点以上の得点 |